無料配布!Canon フィルム風のピクチャースタイルを自作してみた。

こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。

Canonのカメラで使えるピクチャースタイルを自作してみました。FUJIのフィルムシミュレーションに憧れて、個人的趣向全開で調整したオリジナルスタイルです。

ピクチャースタイルを自作すると何が良いのかと言うと…

てつみー

てつみー

・好きなトーンの写真が撮れる
・編集の手間が減る
・テンションが上がる

という具合で、特に編集の手間が減るというのはありがたい話です。
今回、ピクチャースタイルの自作には初めて挑戦しましたが、割と納得のいく仕上がりになりました。

せっかくなのでみなさんにも使ってもらえるといいなぁと思い、無料で配布することにしました。(ダウンロード、インストール方法、使い方はこちら

興味のある方はぜひ使ってみてください。

てつみー

てつみー

また、この記事ではピクチャースタイルを自作する方法も紹介していますので、自分で作りたい方は参考にしていただければ幸いです。

ことの経緯:
編集の手間を減らしたい

ピクチャースタイルを自作しようと思ったきっかけは、写真へのモチベーション維持のためでした。

少し詳しくお話しさせてください。

てつみー

てつみー

撮って出しでも
良い感じに仕上げたい

Canonのカメラって、とっても素直な写りをするのですが、良くも悪くも「優等生」という印象を受けます。

非常に綺麗だが、面白みに欠ける

僕の場合、撮影後にかならず編集作業をしてトーンを作り込んでいます

写真はトーンで印象が変わる

編集をする前提でCanonのカメラを選んでいるので、問題ないっちゃないのですが。
それはそれでこんな悩みが…。

・膨大な量の写真編集が大変
・公開までのハードルが上がる
・撮影中にテンションが上がらない

毎回、撮影した写真を友人にシェアしたりSNS投稿のために編集を行うのが大変!と感じるようになったんです。

撮影したそのまま(いわゆる「撮って出し」)で、編集後のようなトーンがついていたら最高ですよねぇ…

てつみー

てつみー

ピクチャースタイルを
自作できることに気づく

何か良い手はないかと思い調べているうちに、ピクチャースタイルをオリジナルで作成できるということを知りました。

ピクチャースタイルとは

撮影した写真の色味やコントラストを調整して、いい感じに仕上げてくれるシミュレーション機能。Canonのほとんどの一眼カメラに内蔵されています。

カメラのピクチャースタイル設定画面

いつも撮影後にやっている編集作業を、撮影と同時にカメラがやってくれるわけです。

デフォルトでもピクチャースタイルはいくつか入っているのですが、実用レベルのものがひとつもないというのが正直なところ…。

納得できるピクチャースタイルが欲しい!

てつみー

てつみー

ということで、オリジナルのピクチャースタイルを作るという方法で、編集の手間をグッと減らせないかと考えたのです。

オリジナルピクチャースタイルのダウンロードはこちらから

ピクチャースタイルを自作する方法

早速やってみたのですが、案外すんなりピクチャースタイルを自作できました。自分でも作ってみたい!という人向けに、方法を解説していきます。

自作までの3ステップは以下の通りです。

てつみー

てつみー

  1. STEP

    Canon PictureStyleEditorをインストール

  2. STEP

    RAW画像を用意する

  3. STEP

    編集して書き出す

この作業にはPCが必要になります。

詳しく説明していきます。

STEP1.
Canon PictureStyleEditorを
インストール

下記のサイトよりCanon PictureStyleEditorピクチャー スタイル エディター(以下 CPSE)というアプリをダウンロードします。

Windowsはこちら
Macはこちら

インストーラーを開き、画面の指示に従ってアプリをインストールしてください。

この画面が表示されればOK

このアプリを使ってピクチャースタイルを作成します。

てつみー

てつみー

STEP2.
RAW画像を用意する

CPSEでは、RAW画像(CR2、CR3)を使ってピクチャースタイルを作っていきます
できるだけ、自分がよく撮影するシチュエーションの画像を使うようにしましょう。

今回はこちらのサンプル画像を使って説明します。

てつみー

てつみー

アプリを立ち上げたら、ウインドウにRAW画像をドラッグ&ドロップします。

次のような表示が出ますので「OK」をクリックすると、設定画面が表示されます。

OKをクリック
この画面が出ればアプリが起動している

以上で作業の準備が整いました。

STEP3. 
編集して書き出す

ここからは実際にピクチャースタイルを作り込んでいく作業になります。

1. 基本
2. 六軸色
3. 特定色

の3つの設定を順番に編集していきます。

1.基本

まずは写真全体の調整を行うための「基本パネル」から。
ツールパレット内にある「シャープネス」や「コントラスト」の値を動かして調整していきます。

一番下のトーンカーブは、photoshopなどで編集する人には馴染み深い画面だと思いますが、線が「S」の字を描くようにするとコントラストが高く強い写真になります。

線がS字を描くように

2.六軸色

続いて2つ目のタブ、六軸ろくじくしょくの設定です。
R(赤)、Y(黄)、G(緑)、C(藍)、B(青)、M(赤紫)の6色の出具合を調整するパネルです。

下にある3つのメモリはそれぞれ以下の意味を表しています。

H … 色合い(Hue)
S … 彩かさ(Saturation)
L … 明るさ(Luminosity)

それぞれの色を、どんな色合い・彩度・明るさで出すのか?を細かく調整していきます。

この作業を成功させるには、少々の経験とコツが必要です。

てつみー

てつみー

個人的には以下の考え方がおすすめ。

・藍色… Hを左に、Sをやや左に。空の色味を爽やかにする。
・緑… Hを右に、Sをやや左に、Lを右に。木々の色味を落ち着かせる。
・黄色… Hを左に、Sを左に、Lを右に。肌の色を美しく。

結果はリアルタイムに反映されていきますので、色々いじってみてください。

3. 特定色

特定のカラーのみを選んで、色味の微調整を行うパネルになります。

例えば、赤色だけを他よりも明るく出したい!といった時はこのパネルを使用します。

てつみー

てつみー

ただ、六軸色で概ねのトーンを作り込むことができますので、僕の場合ここはノータッチにしておきました。

設定できたら書き出す

ここまでの作業でピクチャースタイル自体は完成していますので、あとは設定をして書き出すだけ
書き出しボタンはパネルの右上にあります。

書き出しの際は「ファイル名」と「キャプション」を記入します。

キャプションに記載した内容がカメラでも表示されます。

てつみー

てつみー

保存先を指定して「書き出し」をクリック。

作ったピクチャープロファイルをカメラに読み込む方保は後ほどご紹介します。

オリジナルピクチャースタイルの
ダウンロード

僕は今回、雰囲気の異なる3種類のピクチャースタイルを作成しました。

1.ヴィヴィッドで個性的な「PH-V1」
2.クリアでナチュラルな「PH-C1」
3.淡くノスタルジックな「PH-N1」

3つともまったく異なる個性を持っていますので、目指したい雰囲気やシチュエーションによって使い分けています。

このあとのパートでカメラへの読み込み方法も解説していますので、是非ともダウンロードしてみてください。

使ってみた方は感想をいただけると幸いです。

てつみー

てつみー

ISO感度高めで使うと味が出る

余談ですが、ISO感度を高めに設定して、ノイズが乗るとさらにフィルムっぽい質感になります。

ノイズが乗るとフィルムっぽさが出る

あえてNDフィルターを使ったり、暗いところでISOを上げて使うと雰囲気が出ます。

NDフィルターは減光して暗くするためのフィルターです。

てつみー

てつみー

ピクチャースタイルを
読み込んで使う

作成 or ダウンロードしたピクチャースタイルをカメラに読み込む方法を解説します。
全部で4つの工程があります。

  1. STEP

    EOS Utility 3 をダウンロード

  2. STEP

    カメラとPCを接続する

  3. STEP

    カメラに読み込ませる

  4. STEP

    設定して撮影するだけ

この作業にはPCが必要になります。

STEP1. EOS Utility 3 をダウンロード

こちらのページからEOS Utility 3をダウンロードします。

お使いの機種やPCのOSなどを選択してダウンロードしてください。

てつみー

てつみー

ダウンロードできたら、インストーラーを開いて画面の指示に従ってインストールをしてください。

このアプリを使ってカメラとPCを接続します。

てつみー

てつみー

STEP2. カメラとPCを接続する

つづいて、EOS Utility 3を使ってカメラとPCを接続します。

アプリを立ち上げたら、まずは機器のペアリングを行いましょう。

参考URL EOS Utility 使用説明書

アプリのメニューがグレーから白に変われば接続が成功しています。

文字がグレーから白に変われば接続成功

STEP3. カメラに読み込ませる

EOS Utility 3のメニューから、カメラの設定ピクチャースタイルファイルの登録を選択します。

次の画面が開きますので、使いたいピクチャースタイルファイルを選択して登録。

ピクチャースタイルは全部で3つまで登録することが可能です。

これでカメラにピクチャースタイルを登録することができました。

てつみー

てつみー

STEP4. 設定して撮影するだけ

あとは撮影するだけ!なのですが、その前にピクチャースタイルを選択するのをお忘れなく
ピクチャースタイルはカメラのMenuから変更することができます。

カメラでのピクチャースタイル設定
ユーザー設定1〜3にオリジナルを割り当てる

まとめ:完璧ではないがそこそこ満足

オリジナルのピクチャースタイルを自作する方法、そして僕が自作したピクチャースタイルのご紹介でした。

撮った瞬間に理想的な画が吐き出されるピクチャースタイルは、編集不要で撮影時のテンションも上がる!

完璧ではないですが、それなりに良いトーンがついて満足できるスタイルになったと思います。興味がある方はぜひ僕のオリジナルも使ってみてください。

そして、感想をいただけるととても嬉しいです。

てつみー

てつみー

それでは、また。

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2 件のコメント

  1. te23様、ダウンロードさせて頂きました。キヤノンの一眼レフをもう20年使っていますのに未だ不勉強で、これが正しい表現かわかりませんが、PH-N1がクラシッククロームのような色合いで、大のお気に入りになりました。

    これをLightroomとかではなく、純正のDPP4で、かつカメラ内でそのまま使えるようにして頂いたこと、鉄道・人物・建物・自然と多くの写真にあててみましたが、まったく破綻ない仕上がりに、どれだけ試行錯誤を重ねたのだろうと。

    キヤノンやフジフイルムやニコンなど大手メーカーが大量のリソースを使って仕上げる絵作りを、一人でお作りになったことにただ感嘆しております。ありがとうございます。

    • MSB-GUさん

      コメントありがとうございます!
      ピクチャースタイル、お使いいただいているとのことで嬉しい限りでございます!!
      PH-N1は僕もとてもお気に入りのトーンです。
      調整できる範囲が限られており、なかなか完璧を求めることは難しかったのですが、何枚もテストを重ねて仕上げた甲斐がありました。

      ぜひ、ご活用いただけましたら幸いです!!

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