こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
最近はいろいろなジャンルでサブスクリプションのサービスが増えてきましたね。
カメラ機材も例外ではないようで、2年ほど前から「月額○○円でカメラやレンズが借り放題!」というサブスクを見かけるように。
定額制で機材借り放題とのことですが…
実際どうなんだろう?

てつみー
気にはなっていたものの、この「実際どうなの?」感が拭いきれないまま時が過ぎていました。
思いつく限り、レンズを手に入れる主な方法は「購入する」「レンタルする」「サブスク」の3つですかね。あとは「パクる」「弱き者から奪う」などもありますが、最終的にただの悪人になりそうなのでおすすめしません。
ということで、今回は前者3つの方法をあらゆる角度から比較してみて「サブスクはアリなのか?」を検証してみたのですが、「まぁ、アリっちゃアリ」というなんともユルふわな結論に行き着きました。
他の方法との使い分けみたいなことも考えてみたので、まとめています。
それと、代表的な2つのカメラ機材のサブスクサービスについても調べて比較しているので、こちらも参考にしてみてください。
・カメラ機材のサブスクサービスを解説
・どんなサブスクサービスがあるか
・購入やレンタルとの違い、比較
・サブスクはアリか?ナシか?
INDEX
カメラ機材のサブスクってなに?
サブスクといえば、一般的に月額費を支払うことで受けられるサービスを指します。カメラでいうと、毎月のお金を支払って機材を借り放題で使えるということですね。
サブスクとレンタルの違い
サブスクとレンタルはどのように違うのか?
どちらも「借りる」という点においては同じように見えるのですが、実は犬と猫くらい明らかに違うんです。
もう少し詳しく説明していきます。
レンタルとの違い
両者の大きな違いを1つ挙げるとしたら、「何に対してお金を支払うのか」という部分になります。
月額費を払って月単位で権利を買うのがサブスク、特定の機材を短期間(数日)だけ借りるのがレンタルという感じ。
お金を払う対象
・サブスク→権利(一ヶ月単位)
・レンタル→機材そのもの(数日単位)
月額費(=権利)を払い続ける限り、いくらでも機材を取っ替え引っ替えしてもいいよというのがサブスクの考え方です。
購入、レンタル、サブスク、どれがいいのか?
どの方法にもメリット・デメリットがあるので、優れているものを一概に決めることは難しいのですが、使い方として次のように分けるといいと思います。
・購入→コレクションを楽しみたい人
・レンタル→撮影の目的が明確な人
・サブスク→新しい機材を試してみたい人
所持していることに意味を感じる人や、どうしても自分のものにしたい機材は購入してください。大三元レンズを揃えたい!というコレクション欲もすっごくよく分かりますし。
ただ、僕は持っていること自体にあまり意味を感じないので、借りればいいやってスタンスです。

てつみー
たとえば「今週末に友人の結婚式があるので明るくて機動力のあるズームレンズが欲しい」という人はレンタルで手配しましょう。レンタルなら短期間だけ安く借りられるので無理して高いレンズを買わなくても大丈夫です。
たとえば「新しい望遠レンズが欲しいけど、高価なのでいきなり買うのは怖い」という時は、サブスクで借りるのがおすすめ。
サブスクならレンタルよりも長い時間借りることができるので、ゆっくりと吟味することもできますし、色々な機材を試すことが可能です。(もしかしたらその間に気が済んで、買わなくてもいいかもしれません)
サブスクのメリットは時間をかけて機材を試せるという点です。
この後で詳しく解説しますが、個人的には「ハレとケ作戦」がもっともコスパが良いかなと考えています。
ハレとケを使い分けて効率よく
よく「今日は晴れの日」という言葉を聞きますが、非日常(=ハレ)と日常(=ケ)を分けて考えることで、効率よく機材を使うことができます。
そこそこの性能があるレンズを購入して日常的に使いながら、ここぞという時(たとえば友人の結婚式とか旅行に行きたい時)にはスペックの高いレンズをレンタルするスタイルが良いです。
・日常→それなりのスペックのレンズを購入して使用
・非日常→ちょっといいレンズをレンタルする
日常使いにおすすめのレンズ
ポイントは日常使いするためのそこそこの性能のレンズ。
個人的には、広角〜望遠までカバーできる高倍率ズームを1本持っておくのがおすすめ!

まずはサブスクで自分なりのそこそこレンズを探ってみるというのもアリだと思います。

てつみー
代表的な2つのサブスクサービス
少し調べてみると、国内の代表的カメラ機材サブスクサービスにはGoo PassとCAMERA RENTという2つがありました。
基本的な仕組みは同じような感じですが、扱っている機材やメーカー・サービス内容には少し差があります。
Goo Pass | CAMERA RENT | |
---|---|---|
ロゴ | ![]() |
![]() |
取り扱いメーカー | ・Canon ・Nikon ・SONY ・FUJIFILM ・OLYMPUS ・Panasonic ・TAMRON ・SIGMA ・PENTAX ・DJI ・GoPro ・CarlZeiss |
・Blackmagic Design ・Canon ・CarlZeiss ・COSINA ・FUJIFILM ・GoPro ・Leica ・Nikon ・OLYMPUS ・Panasonic ・PENTAX ・SIGMA ・SONY ・TAMRON ・TOKINA ほか |
一眼レフ | 57種 | 66種 |
ミラーレス | 49種 | 127種 |
本体+レンズキット | 212種 | 57種 |
カメラレンズ | 628種 | 440種 |
月額料金 | 6,380円〜32,780円(税込) | 3,850円〜19,250円(税込) |
そのまま買取 | 不明 | 不可 |
1週間レンタル | あり | なし |
梱包料(1回) | 1,650円(税込) | なし |
梱包無料チケット | 毎月1回付与 | なし |
配送料 | 往復無料 | 受取りのみ無料 |
過失なしの破損 | 0円 | 修理による損失相当額 |
過失ありの破損 | 上限負担5,000円 | 修理による損失相当額 |
紛失・盗難 | 保証外 | 保証外 |
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカードのみ |
特徴・ポイント | ◎取扱機材の種類が多い △各種費用が高め ◎保証が充実しているので安心して使える |
◎取扱メーカーが豊富 ◎月額費が安い △破損等に対する保証はやや手薄 |
公式サイト |
機材の扱いが多く保証もしっかりしているのはGoo Passですが、コスパの良さはCAMERA RENTに軍配があがります。
借りたい機材があるかどうかを基準に考えるといいと思います。個人的には金額的に手軽に試せるCAMERA RENT派かなと思いました。
サブスクの落とし穴:定額で借り放題はちょっと紛らわしい?
サイトの説明をよく読んでいると分かってくるのですが、基本的に借り放題できるのは1つ(1セット)だけ。
もちろん、同時にいくつかの機材を借りることも可能ですが、単純にその分の費用が必要になるということになります。
借り放題と聞くと「なんでもかんでも借りまくれる」というイメージを持っていましたが、さすがにそれでは商売として成り立たないですもんね。
このあたりはよく理解しておかないと、使ってからビックリすることになるかもです。
まとめ:使い方によってはサブスクはアリ!
カメラ機材のサブスクサービスはアリ?ナシ?というお話でした。
とにもかくにも、いろいろな機材を試してみたいという方にはとても良いサービスだと思います。
うまく使うことで、購入するよりもお得に高価な機材を手に入れることができますので、ピンときた人は是非ともチェックしてみてくださいね。
それでは、また。