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【実録!】HDDが認識されない?!データ復旧サービス「PCエコサービス」の実力やいかに…

こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。

クラッシュしてしまったHDDからデータを復旧してくれる「PCエコサービス」
どんな症状でも定額39,800円という衝撃価格!
そんな格安復旧サービスの実力やいかに…?
実際に復旧を依頼してみましたので、その一部始終をレポートします。

 

 

 

4/17に後日談を追記しました。読み飛ばしたい場合はこちらをクリック!

 

思い出が消えた春の午後

ある日、気がつくとデスクトップに外付HDDのアイコンが見当たらない。
あれ〜?なんて思いながら本体を確認すると「ジリジリジリ…」と変な音を立てているではありませんか。
作業部屋に漂う不穏な空気…。ドッと脇汗が吹き出してきました。

こ、これは…まさか…?!

そうです、クラッシュです。頭の中が真っ白になりました。
もう、そこからは何をしても反応してくれません。

気だるい空気が部屋中に漂う春の午後の出来事でした。

17年分で4TBのデータ量

ご臨終されたのはWestern Digital社のMyBook Studio 4TB。
iMacのデザインと相性バッチリで気に入ってたんですけどね〜…。

壊れたハードディスクの様子

動かなくなってしまったWD社製のHDD

まだまだキレイだったし、全然使えそうな感じだったのになぁ。
ふと、あだち充先生の名作「タッチ」のワンシーンが頭をよぎります。

漫画の1シーンを引用

漫画の1シーンを引用

あだち充 「タッチ」7巻より引用

ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで…

2003年以降、僕が学生だったころから溜めに溜めた17年分の大切なデータたちが、跡形もなく消え失せました。

17年分が4TBに収まっちゃう自分の薄っぺらさに嫌気がさしましたが、昔のデータって相当軽かったですよね。まぁ、そんなことはどうでもよくて、とにかくツラミ。

昨日まであんなに元気だったのに…。あまりにも突然のお別れでした。
気が付けば、このHDDを使い始めてからもう8年も経過していました。

ちなみに:HDDの寿命はどれくらい?

PC周辺機器メーカーのLogitec(ロジテック)によれば、HDDの寿命は平均で3〜4年とのこと。

一般的にHDDの寿命の目安は平均3年~4年程度(時間換算で約26,000~35,000時間)と言われています。
しかし、HDDの種類、動作環境、データの管理方法などにより大きく左右されます。(中略)自分の使い方を見直して、いつ限界がくるか想定した回避対策が必要です。

Logitec「法人様向けユーザーなび」より引用 

使わないときは電源をOFFにしたり、定期的にFirst Aidをかけたり
大切に使ってきたのですが、それでも8年間は異常な数字。
かなり健闘してくれたと思います。

そりゃ、いきなり壊れても無理ないですね…。バックアップを取っていなかった自分を心底呪いました。

いざ、データ復旧業者探しの旅へ!

はじめは「自分でなんとかできないものか」と思い色々と調べてみたのですが、下手に触ると返って状況が悪くなるという記事を読みビビり倒す。
餅は餅屋。こういう難しい問題は専門の人に頼むが一番!ということで、一瞬で手のひらを返し復旧業者を探す旅が始まったわけです。

早速ググってみると、出てくる出てくる…。
インデックスページには「業界最安!」とか「最短即日!」とか煽り文句がズラリ。ゴリッゴリに広告出してくるデータ復旧業者もたくさんありました。

ん〜…わからん!(笑)どこに頼みゃいいんだ。ていうか、こんだけ業者があるって…みんなどんだけHDDぶっ壊れてんのよ。

 

 

 

そして出会った「PCエコサービス」

そんな中、僕の目に留まったのが「定額サービス」を謳った「PCエコサービス」
症状にもよりますが、一般的に10万円くらいかかるとされているデータ復旧を、なんと定額39,800円でやってくれるという太っ腹な業者さんです。

PCエコサービスのWebサイト

PCエコサービス Webサイト

どんな症状でも定額だって…?!
データ復旧なんて超ブラックボックスな世界。我々のような素人相手に、ぼったくろうと思えばいくらでもぼったくれますからね。

本当にちゃんとやってくれるの?なんでそんなに安いの?

などなど…疑問や不安は山ほどありました。

PCエコサービスの特徴

一応、依頼するにあたって事前に調べたり問い合わせたりしたので、3つのポイントをまとめておきます。

PCエコサービスの3つのポイント ①シンプルな料金体系
②復旧したデータを別メディアに保存してくれる
③最新のデータ復旧解析機を複数台完備

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

①シンプルな料金体系

先ほども触れましたが、どんな症状でも料金が一律で39,800円(税別)
このシンプルで明瞭な料金体系がPCエコサービスの一番の特徴ですね。
実は、下図のように他の業者のWebサイトに掲載されている金額の方が安いんです。

サービス名 エリア 営業時間 料金 Webサイト
PCエコサービス 東京都中野区 10:00〜18:00(土日定休) 定額39,800円(容量関係なし) https://www.pceco.info/index.html
デジタルデータリカバリー 全国 9:30〜21:00(年中無休) 30,000円(2TB以上の場合) https://www.ino-inc.com/
ロジテック データ復旧技術センター 長野県伊那市 9:00〜24:00 46,000円(軽度の場合) https://www.logitec.co.jp/data_recovery/
デイサポート 神奈川県横浜市 9:00〜17:00 9,000円(5GB)〜19,800円(20GB以上) https://www.day-support.com/
データレスキューセンター 福岡県福岡市 平日・祝日 8:00〜21:00
土日 9:00〜19:00
(年中無休)
19,800円〜29,800円(軽度の場合) https://www.rescue-center.jp/

しかし、よ〜く見ると金額に「〜」と付いていたり「軽度のもの」という但し書きが入っているものがほとんど。これが落とし穴なんですね

結局、重度なのか軽度なのかなんて素人には判断がつきませんよね。だから、ついつい軽い気持ちで無料診断を申し込んでしまうわけです。

大抵の場合、症状の診断までは無料で行ってくれます。しかし、一度HDDを渡してしまうと業者の思うツボ。言いたいことを好き放題言ってきます。
で、その結果。高額な修理代を吹っかけられるわけです。

もちろん、誠心誠意データ復旧にあたってくれる業者さんのことを悪く言うつもりはないのですが、そういうやり方の商売なのだという認識はしておいた方が良いとは思っています。

だって、たとえ軽度の故障であっても、コチラには重度だと言ってしまえば高い修理代が請求できるわけですから、考えてみれば商売としてそうなるのは当たり前ですよね。

「無料診断で高額請求された場合、断ってHDDを送り返してもらえばええやん」って思いましたか?

しかし、最悪の場合、見た目にはわからないようにHDDを破壊して送り返してくるようなケシカラン輩もいるようですので、くれぐれも慎重になったほうが良さそうです。

参考サイト データ復旧20万円!・・・足元見すぎだわ、バッファローさん

参考サイト 【悪評判ガチレビュー】デジタルデータリカバリーでデータ復旧!費用も公開!

②復旧したデータを別メディアに保存してくれる

PCエコサービスで復旧したデータは別のメディアに保存して納品してくれます。
しかも、DVD(4.7GB)なら1枚まで無料!

ちょっとしたデータであれば、これでまかなえちゃいますね。

1TBとか2TBなどの大きな容量の場合、下図のように有料で納品用のHDDを用意してもらうこともできます。

PCエコサービスで購入できるHDD
1TB 2TB 3TB 4TB その他
12,000円 15,000円 17,000円 20,000円 要相談

もちろん、自分で購入したHDDを渡して(郵送or持込み可能)そこに復旧データを格納してもらうこともできます。
ただし、その場合は別途「大容量データ書き出し作業費」として5,000円がかかります。

③最新のデータ復旧解析機を複数台完備

料金が安くて明瞭なのはわかったけど、復旧技術方は大丈夫なのでしょうか?
若干不安を感じてしまいますが、PCエコサービスの公式サイトを読むとこんな一文が。

データ復旧料金が他業者様と比べて安くても、クオリティーが低くただ安いだけでは大切なお客様のデータを救出するどころか、データに損傷をもたらす可能性があります。そのような最悪な事態を防ぐために、PCエコサービスでは世界最高峰と名高い、最新のデータ復旧解析機「PC-3000」を複数台完備し、障害機器のこれ以上の劣化を最低限に抑え慎重な解析復旧作業を行っております。
PCエコサービス 公式Webサイトより

よくわかりませんが、自信はありそうです。

ところでその「PC-3000」って何?と思ったので軽く調べてみました。

PC-3000 シリーズとはデータリカバリービジネスに欠かすことができない、あらゆる機能が統合されたプロフェッショナルソリューション。データ復旧装置として警察庁や東京国税局、国土交通省などで導入されている。また、世界のデータ復旧業者の多くが、このツールを使用している。

これまた正直よくわかりませんが、とりあえず実績も権威もあるデータ復旧システムということですね(笑)

 

 

 

「PCエコサービス」の口コミをチェック

この場合、まずやることは口コミチェックです。
使ったことないんだから、ユーザーのリアルボイスを頼りにするしかないのです。

ん…?あれ?意外と評判良いじゃない…。

大切な思い出の詰まったデータではありますが、あくまでマイナスをゼロに戻す作業。
そんなにお金をかけたくない、というかそんなお金はない。
いよいよ腹をくくり、決心を固めました。

ぼったくりやがったらネットで容赦無くdisってやるからな!と思いながら、慎重に復旧作業をお願いすることにしました。

 

復旧用HDDは自分で用意

今回は壊れたものと同じWestern Digital製のものを使いたかったので、データ納品用のHDDは自分で購入して宅配便で送ると伝えました。

容量も同じ4TBを購入しました。色がブラックしかなかったのが残念…。

自分の中で「8年間使えた」という実績もあり、堅牢製とデザイン性を兼ね備えたWD社のHDDにしたかったのです。

依頼〜修理完了までの流れ

早速、修理のお願いをしました。作業完了までの流れは下記のような感じ。

[1]障害機器を弊社へ発送。(機器到着次第、機器到着メールを送信)

[2]障害機器検査/データ復旧作業。

[3]復旧データリスト確認後、任意にて料金お支払い。

[4]復旧データをお届け。(ヤマト運輸)

Webサイト右上に「お申し込み」ボタンがありますので、まずはこちらから修理の依頼をかけます。

PCエコサービス Webサイト 申し込みフォーム

PCエコサービス Webサイト 申し込みフォーム


フォームから問い合わせた際に「壊れたHDDと復元用のHDD、どっちがどっちか分かるようにメモして送ってください」と言われたので、仰せの通りに梱包しました。

梱包されハードディスク

壊れたHDDと復旧データ格納用のHDDを宅急便で送る

ひとまず発送まで終わらせましたので、あとは無事に復旧できることを願うばかり…。
 

 

※ここから4/17追記内容です※

4/17追記:データ復旧できませんでした

さて、その後どうなったのかの後日談を追記したいと思います。
結果を先にお伝えすると、PCエコサービスではデータ復旧ができませんでした

いろいろと思うところはありますが、まずはそこに至った経緯をお話しします。

【3/31】機器到着のお知らせ。

30日に破損したHDDを発送、翌日には無事に到着したようで「機器を受け取りました」というメールが入りました。
そこには「2営業日以内に復旧状況の連絡をします」と書かれていました。

PCエコサービスからのメール

PCエコサービスからのメール

無事に復旧できますように…!

【4/2】HDD検査結果のお知らせ。

2営業日後に検査の結果が届きました。

PCエコサービスからのメール

PCエコサービスからのメール

(以下、メールの一部を抜粋)
【検査結果】
重度物理障害(磁気ヘッド損傷及び磁気劣化の疑い)

【データ復旧状況】
現在、HDD機器の障害が大変重度な為、HDD機器に負担をかけないよう高度解析を行っております。現段階におきましては復旧の可否がお答えできない状況にございますので、最終可否判断までおおよそ6営業日前後お待ち頂ければ幸いでございます。
また費用につきましては一切変りございませんのでご安心下さいませ。

この時は進捗状況の報告でした。まだ結果は分からないみたいです。
それにしても、めちゃくちゃ丁寧で好印象!

【4/9】データ復旧進捗のお知らせ。

さらに6営業日が経過。約束通り次の進捗報告が届きました。

PCエコサービスからのメール

PCエコサービスからのメール

具体的にどんな作業を行なっており、現在どんな状況なのかが書かれていました。
しかも「作業が1日に数%しか進まず時間がかかってしまうのですが、このまま続けてもいいですか?」という確認までしてくれているではありませんか!

もちろんそのまま続行していただきました。
いや〜、ほんまにどこまでも丁寧で安心感ありますね〜。

【4/13】HDD検査結果のお知らせ。

さらに待つこと4日。ついに検査の結果が出たという連絡が…!

(以下、メールの一部を抜粋)
===================
■検査結果
===================
障害レベル:重度物理障害
復旧結果:データ復旧不能
解析機にて障害機器を検査したところ、磁気ヘッドに重度の障害がある可能性が高いことが判明しました。 検査を行ったところ、機器ステータスエラーが出ていることから、機器障害時にSA情報の損傷あるいはモジュール損傷の疑いがあります。 解析機にて磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え検査を試みましたが、障害レベルが非常に高い状態のため、物理的な部品交換(クリーンルームでの物理開封検査作業)が必要と判断し、大変残念な結果でございますが、弊社ではデータ復旧不能と診断させて頂きます。

なんと・・・。かなり重篤な状況だったらしく、残念なことにPCエコサービスでは復旧できないとの診断結果でした。
そして、メールにはこのようなことも書かれていました。

(以下、メールの一部を抜粋)
障害機器本体の今後のお取扱に関しては下記よりご希望をご返信くださいませ。
①提携業者の利用案内
②無料回収(お預かり障害機器一式
③ご返送(送料着払い)

PCエコサービスからのメール

PCエコサービスからのメール

せっかくなので提携業者を案内してもらうことに。
「とりあえず提携業者の費用だけ教えてもらえませんか?」とメールを返信しました。

【4/14】提携業者のご案内。

翌日、提携業者に関する案内が届きました。
そして、金額の部分を見て飛び上がりました。

PCエコサービスからのメール

PCエコサービスからのメール

149,800円(税別)です。てことは、消費税だけでも14,980円ですやん。

こちとら1週間5,000円くらいで生活しとんじゃ!!

ということで、もちろんHDDを返送してもらいました。
とはいえ、ここまでかな〜り丁寧にご案内してくださったPCエコサービスさんに感謝して、「申し訳ありません」という形で返送依頼のメールを送りました。

そんな矢先、TwitterでDMが届く…

こちらの記事を読んでくださった方からTwitterでDMをいただきました。
要約すると次のような内容。

PCエコサービスの記事、拝見しました。その後いかがですか?私も見積もり依頼を出してみたのですが「提携先で直せるかも」ということで別の金額を提示されました。

えっ。これって僕と全く同じ状況…!!
で、あらぬ妄想が頭をよぎったんですよね。

もしかして、いっけんお得に見える定額格安サービスを謳って集客しているだけ?査定に出したら「うちでは無理ですけど提携先でなら直せるかも」と言って高い見積もりを上げてくる商法なんじゃないだろうか…。

ニコニコ動画のような辛辣なコメントで埋まった画面

※脳内のイメージです

これはあくまで個人的な感想です。
対応がめちゃくちゃ丁寧で好印象だっただけに、そんな人たちだとは信じたくはないですけど…。
結果的に高い見積もりが上がってくるという流れは事実ですし、しかも同じような体験をしている人がいるわけで。

誤解の無いようにくれぐれも言っておきますが、僕はPCエコサービスを否定するつもりはありません
HDD復旧サービスがそういう商売であることも理解していますし、頼みたければ頼めばいいと思います。ただひとつだけ言いたい。

金がかかるなら最初からそう言ってくれ!!!!!!
そんなことしてたら誤解されてもしかたないぞ!

あ、2つ言っちゃった。

PCエコサービスから届いたお詫び状

PCエコサービスはお詫び状を同封してくれるくらい丁寧な業者です

信じるか信じないかはあなた次第です。

まとめ:HDDのバックアップも忘れずに。

驚異の定額サービスを提供しているPCエコサービスに復旧査定をしてみたら何がおきたかを全て記録してみました。

残念ながら僕はHDD復旧を諦めましたが、とりあえず言えることは一つ。

「外付HDDのバックアップも忘れずに取っておくこと!」

大切なデータを守るためにも、データ保存用のHDDもかならずバックアップを取っておきましょう。

現在は2台のHDDを準備している。

データ保存用HDD(写真中央)のバックアップを取るためのHDD(写真左)も準備した!

修理代や手間を考えれば、追加のハードディスク代など安いものですので…。

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僕はAmazon Prime会員であれば無料で使えるAmazon Photos(jpgやRAWなどの画像データであれば無制限にアップロード可能)を利用しています。

これのおかげで写真データだけは全て失わずに済みました。

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悪いことは言わないので、本当にバックアップはしっかりと取っておきましょう…。
それでは、また。

 

 

 

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